バラは挿し木で簡単に増える
盆栽に使われるバラは野ばらの仲間が多く、特にミヤビバラ(雅バラ)はその可憐な姿と鮮やかな花色から人気があります。
バラは盆栽樹種の中でも特に育てやすく、初心者でも簡単に育成することができますのでおすすめです。また、成長が早く挿し木の成功率も高い(90%以上)ので繁殖も容易です。
ということで、剪定した枝が出たら挿し木にチャレンジしてみましょう。
半年後に鉢上げ
バラは東海地方などの暖地では、5月ごろに開花します。
開花の前に整姿のための剪定を行いますが、この時期がちょうど挿し木の適期となります。
挿し木の手順は全樹種共通の一般的なもので大丈夫です。
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二週間程で発根します。
その後は通常の管理を行います。
鉢上げは9月ごろ
鉢上げと植替えはその年の9月ごろ行います。
十分根付いています。
将来の盆栽です。
健康な素材が得られました。
植替えの手順は一般的なものでOK
植替えの手順は、
- ビニールポットに底石を入れる
- 用土を入れる
- バラを入れ
- 用土をいれ、鋤き込む
- たっぷり水やりをする
という一般的なものです。
写真ではまだヒョロヒョロですが、数年経てば立派な盆栽に成長します。
なお、鉢上げの詳細についてはこちらの過去記事もご参照ください。
バラは鋏作りで作る
バラの特徴として、
があります。
樹勢の強いバラならではの特性ですが、盆栽の形作りという観点からは困りものですね。
そのため、バラ盆栽は上記の特性を逆手に取り、幹を作らずに株立ち樹形(一本の根元から複数の幹が出ている樹形)に仕立てられることが多いです。
またこの樹形は、針金掛けは行わずに定期的な剪定のみで樹形作りを行う「鋏作り」と呼ばれる方法で作られます。
まとめ
バラの挿し木のポイントをまとめると、
- 挿し木は春が最適
- 挿し木期間は6か月
- 樹形は鋏作りが基本
でした。
今回の記事は以上になります。
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