藤花園の盆栽日記

盆栽の作り方、手入れを綴るブログ

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赤松の針金掛けを行いました

赤松の針金掛け(微調整)を行う

黒松の通称「男松」に対し、赤松は「女松」と呼ばれます。

盆栽の世界においても、赤みを帯びた幹肌と繊細で柔らかい葉模様は好まれています。

 

今回は赤松の針金掛けについて解説していきます。

 

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赤松盆栽

 

芽切りのついでに針金掛け

夏は赤松や黒松など松類の芽切りの季節です。

芽切りを行ったところ間延びした枝ぶりを発見したので、針金掛けによる枝の微調整を行うこととしました。

 

※芽切りについては、赤松も黒松も方法は同じです。詳しくは以下の記事をどうぞ。

 

www.bonsailife.tokyo

 以下、数本出ている枝の中の一本を動かす針金かけの具体的方法について解説していきます。

 

比較写真

まずは、作業前後の写真をご覧いただきます。

向かって右下の枝にご注目ください。

 

こちらは作業前。

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作業前の赤松

 

次に作業後。

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作業後の赤松

写真だと分かりにくいかもしれませんが、右下の枝が動いています。

 

作業前は右下に垂れ下がって重さを感じる形でしたが、枝に針金を掛けて後ろにぐいっと曲げました。

さっぱりした雰囲気になったのではないでしょうか。

 

上からの写真

今度は上から見てみましょう。

 

まずは作業前。

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作業前(上から)

 

続いて作業後。

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作業後(上から)

上から見ると少しわかりやすいですね。

右下に伸びていた枝が幹の奥側に回り込む形になりました。

 

使用する針金は?

 

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針金


2.5㎜のアルミ線です。ホームセンターで売っています。

松柏類ですと鉛筆ほどの太さの枝に最適です。

 

また、2.5㎜の太さがあれば枝に食い込みにくく長期間掛けたとしても安心です。

 

針金掛けの手順は?

針金掛けの方法は、盆栽の一般的な手順で大丈夫です。

 

雑木類と比べ松柏類は比較的針金が効きにくい(矯正に時間がかかる)ので、強めに巻くのがコツです。

 

また、枝を曲げる方向に向かって巻くことも忘れずに。

今回は、幹から見て左下に枝を動かしたいので、幹から見て反時計回りに巻いていきます。

注:枝を動かしたい方向と逆に巻いてしまうとうまく力がかかりません。

 

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針金を巻いているところ

 

針金を巻き終えた枝。

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針金を掛けた枝

 

この状態から動かしたい方向にグイッと曲げます。

 

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動かした枝

枝先が2cm下がって、角度は45度後ろに動きました。

 

針金掛けの適期は?

本来、針金掛けは松の休眠期である晩秋から初春ごろが最適時期といわれています。

ただ、夏季などそのほかの時期に行ったとしても育成に特に支障はありません。

 

その後の管理と針金を外す時期について

針金による矯正後は特段の管理は必要ありません。

枝の太さにもよりますが、6か月~9か月ほど経過後に針金を外します。

樹齢と枝の太さにより適宜調整します。

 

【樹齢】

古い⇒長め

若い⇒短め

【枝】

太い⇒長め

細い⇒短め

 

今回のような鉛筆大の枝の場合、半年ほどは針金を掛けっぱなしにします。

 

以上、赤松の針金掛けについての解説でした。

 

まとめ

今回のまとめは、

  • 針金掛けはいつでもできる(基本は晩秋)
  • 曲げたい方向に向けて巻く

でした。

 

今回の記事は以上になります。

 

このブログは「手軽でミニマルに盆栽を楽しむ生活」をコンセプトにお送りしています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。